保険の選び方

自分に合った保険を選ぶために意識しておきたいポイント

色んな保険があるのは分かったけど、実際に自分にあった保険を選ぶためにはどうしたらいいの?

こういった疑問にお答えします。

本記事の内容

・実際にどういった観点で保険を選ぶのが良いか?

・自分の置かれている状況から必要な保険を見つける方法

・自分が不安に思ってる事柄から必要な保険を見つける方法

実際にどういった観点で保険を選ぶのが良いのか?

「Choice」と書かれている黒板

保険選びをする際に意識しておきたいのは「今、自分がどのような状況に置かれているのか」という事と「今、自分がどのような事を不安に思っているのか」という2点です。

前者の場合ですと、自分の今の状況、例えば「今、自分は何歳で、どういった仕事についていて、収入はどれぐらいあって、仮に自分が亡くなったりした場合に周りにお金を残す必要があるのか。」といったような事を考え、そこから必要だと思う保障を導いていきます。

後者の場合ですと、自分が不安に思っていることですので「自分がもし病気で長期入院してしまったらどうしよう……」「がんになってしまった場合に治療費が不安だ……」「働けなくなって収入が途絶えてしまったらどうしよう……」という不安感を基にして、欲しい保障を選択するという感じになります。

自分の置かれている状況から必要な保険を見つける方法

手のひらの上に家族のシルエット

今の置かれている状況から自分に合った保険を導きたいという方は、まず、自分のプロフィールや家族のプロフィールなどを整理しましょう。

  1. 男性なのか女性なのか
  2. 何歳で、どういった仕事をしているのか
  3. 一人暮らしか家族と共に暮らしているのか
  4. 仮に病気で働けなくなった場合に、治療費や生活費を賄えるだけの蓄えはあるか
  5. 今までに大きな病気に罹ったことはないか、家族や親戚が代々罹っている病気はあるか
  6. 亡くなった場合に、他の人に経済的な影響が出るか、年間でどれほどの収入減になるのか

など、といったことですね。

上に挙げたようなことを元に例を挙げると

置かれている状況の例
  • 20代の男性で職業はルート営業
  • 会社近くのアパートで一人暮らし (独身)
  • 給料が少なく、また貯蓄も苦手である為、蓄えはあまり無い
  • 今まで大きな病気はないが、家族代々がん家系
  • 独身なので経済的影響は無いが、お葬式費用程度は準備したい。

というような感じでプロフィールが出来るかと思います。

あとはプロフィールを基にどういったことを保険でカバーするかを検討して行きます。

上の男性の例ですと、「独身なので必要以上の死亡保障は要らないけど、病気になった時の治療費が心配だ」という事になれば、「収入が増えるまでの繋ぎとして、10年満期の定期保険でお葬式費用(200万円)程度を用意できるようにする。」「医療費も同様に収入が少ないうちは心配なので定期医療保険に入る」とすればいいですね。

このような感じで自分や家族の状況を整理すると、本当に必要な保障というのが導きやすくなります。

今回は独身を例に挙げましたが、家族がいる方であっても同様に、上のようなプロフィールを作成し、そこから感じたリスクを洗い出し、必要な保障を導き出すというプロセスは使えますので、自分に合った保障を見つけ出したいと考えた場合には一度、やってみて下さい。

状況を整理する事の必要性について

仮に行わなくても保険には問題なく入れます。保険営業に自分の状況等を説明すれば、要望を聞き取りつつそれに合わせて保険を組んでくれる事でしょう。

ですが、その場合は保険営業の言いなりになるリスクがありますので、私はオススメしません。

彼らは保険を売るプロですので、漠然とした不安を持っている人にはありとあらゆることに対応できるように大量のオプションを付けた高価な保険を「お客様に合わせてオーダーメイドしました!」と言って売ってきます。

その場合は確かにありとあらゆることに対応出来るかもしれませんが、それ相応の対価(=本当は必要がないかもしれない保障を含んだ、高額な保険料)を支払い続けることになりますので、長期的にはかなりの損失になる可能性があります。

保険は、自分の力だけではどうしようもできない部分を補うための道具にすぎません。道具は上手く使わないと自分を傷つけることになりますので、是非、上手く使うために少しの努力を惜しまないでください。

自分が不安に思ってる事柄から必要な保険を見つける方法

森の中にいる不安そうな表情の女性

こちらはシンプルに自分が不安に思っていることをベースにしますので、先程の方法よりは簡単ですね。

自分が亡くなった後の家族が心配なら死亡保険ですし、貯蓄が少なくて医療費が心配ならば医療保険、働けなくなった時の生活費が心配なら就業保障保険、老後が心配ならば個人年金保険など、それぞれ不安に思っていることに対応する保険を選ぶ形となります。

優先順位と予算を決めて、その範囲で選択する

こちらの方法を使うと心配性の方は

家族のお金は残したいし、がんの治療費も心配だな……。あと、働けなくなったときもカバーしたいし……。あぁ、老後も心配だ……

といった感じで不安感がどんどん募っていき、最終的に色々な事をすべて保険でカバーしてしまおうという結論になってしまうかもしれません。

ですが、保険で全てをカバーしようとするのはオススメしません。

保険で全てをカバーするのは非効率的ですし、それに様々な保障を付ければ付けるほど、支払う必要のある保険料は上がっていきます。

結果的に保険料の支払いが多くなる事で新たな悩みに発展してしまうかもしれません。

ですので、こちらの方法を使う場合はある程度、カバーしたい事の優先順位と月々の保険料の目安を設定しておき、その範囲で選択する方が望ましいです。

月々○○円ぐらいに抑えたいから、とりあえず一番不安な死亡保障を収入保障保険でカバーして、あと次に心配ながんのリスクをがん保険で補おう。

働けなくなった時のリスクと老後の資金も心配だけど、そちらは貯金や資産運用でカバーして行こう。

保険は便利な商品ですが、全てを保険で賄おうとするのは効率的ではありません。必要な保障と許容できる保険料を吟味して、収入と支出のバランスを崩さない程度で保険を活用する必要があります。

まとめ

Answersと書かれている黄色い看板

どちらの方法を使うにしても必要になるのは取捨選択であり、自分なりに優先度を決めることが合った保険を選ぶ為の第一歩。

保険で全てをカバーするのは非効率的、漠然とした不安感だけで保険を選択すると長期的に大きな損失となる可能性があるので、吟味が必要。

私も最初に入った保険は親と保険屋に言われるがままに入りました。
その時は、20代なのに月々2万円払ってましたから、今考えると毎月の収支のバランスがおかしかったなと思います。(養老保険だったので解約したら一応、大半は戻って来ましたが、無駄に死亡保障と医療特約が付いていたので、その部分は掛け捨てです。)

は見直しをして月々5000円ぐらいですが、死亡保障と医療保障とがんの保障があり、保障はかなり手厚くなりました。(貯蓄に関しては資産運用でカバーしています。)

保険は分かりにくいイメージが強く、全て保険屋さんに丸投げしてしまいたくなるかもしれませんが、大半の場合においてそれは長期的な損失につながりますので、是非、少しでも保険の事を考えて貰えたらと思います。

↓もし、保険の見直しや新規加入を検討されている方は、こちらの記事もご覧ください。

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