大樹生命の生保レディの人から《大樹セレクト》っていう保険をオススメされたんだけど、この商品ってどうなの?
なんか色々と説明されたんだけどややこしくてよくわからなかったんだよね。
メリットとデメリットについて知りたいな。
こういった疑問にお答えします。
最初に結論から申し上げますと、大樹生命の《大樹セレクト》はデメリットが多いため、オススメできない商品です。
この記事では
- 《大樹セレクト》の保障内容とコンセプト
- 《大樹セレクト》の問題点と契約した場合に被るデメリット
- 《大樹セレクト》よりも良い保障を安く用意する方法
について、元保険代理店勤務でFPの私が実際のデータを使いながら解説していきます。
今、大樹生命の生保レディから《大樹セレクト》を勧められているという人や、もう既に契約をしてしまったという人は、少しだけお時間を取ってこの記事を読んで下さると幸いです。
目次
大樹生命《大樹セレクト》の保障内容とコンセプト
大樹生命の《大樹セレクト》は保険としては組立型保険というジャンルに分類される商品です。
組立型保険とは「複数の保険を自分の好きなように組み合わせることで自分に合った保障をオーダーメイドできる」というのがコンセプトの保険で、
大樹生命をはじめとした大手保険会社が主力商品として販売しています。
《大樹セレクト》に関しても、公式サイトにて
「必要な保障(特約)を選択(セレクト)して組み合わせ、自分だけのたったひとつの保険をつくれます」
と記載がありますので、典型的な組立型保険だという事がわかりますね。
では、早速ですがどのような保障が用意できるのかを見ていきましょう。
以下は、《大樹セレクト》で選択できる全ての保障を表にまとめてみたものです。
死亡保障セレクト(死亡への備え) | ||
保険名称 | 保障内容 | 保障期間 |
収入保障保険特約 | 死亡した場合、満期になるまで月払の年金が支払われる。 | ○○歳満期型 |
生存給付金付定期保険特約 | 死亡時に一時金を支払い、契約から一定期間ごとに生存給付金を支払い | 20年満期 |
定期保険特約 | 死亡時に一時金を支払い | 更新型 |
終身保険特約 | 死亡時に一時金を支払い | 終身型 |
災害割増特約 | 不慮の事故によって死亡した場合に一時金を支払い | 更新型 |
傷害特約 | 不慮の事故によって死亡した場合、若しくは障害状態となった場合に一時金を支払い | 更新型 |
生前給付保障セレクト(3大疾病等で働けなくなった時への備え) | ||
保険名称 | 保障内容 | 保障期間 |
くらしガード | 要介護状態、身体・精神障がい状態となった場合、若しくは死亡時に一時金or年金を支払い。 | 更新型 |
ワイドガード8 | 3大疾病に罹り所定の状態となった時、要介護状態、身体・精神障がい状態となった時、若しくは死亡時に一時金を支払い。 | 更新 or 終身 |
ナイスガード | 3大疾病に罹り所定の状態となった時や死亡時に一時金を支払い。 | 更新型 |
介護保障セレクト(要介護状態への備え) | ||
保険名称 | 保障内容 | 保障期間 |
介護ねんきん特約 | 公的介護保険制度の要介護3以上と認定された場合に年金を支払い | 終身型 |
介護一時金特約 | 公的介護保険制度の要介護2以上と認定された場合に一時金を支払い。 | 更新型 |
だんかい介護特約 | 公的介護保険制度の要介護1/2/4と認定された時に、それぞれ一時金を支払い | 終身型 |
医療保障セレクト(病気・ケガへの備え) | ||
保険名称 | 保障内容 | 保障期間 |
総合医療特約 | 入院・手術・放射線治療時に給付金を支払い | 更新 or 終身 |
入院一時給付特約 | 入院時に一時金を支払い | 更新 or 終身 |
先進医療サポート特約 | 先進医療を行った場合、先進医療にかかる技術料と同額を支払い(通算2,000万円まで) | 更新 or 終身 |
くらしエール | 入院、または所定の在宅療養が30日以上継続した場合、年金を1年間支払い | 更新型 |
ガン治療サポート特約 | ガンに罹患した場合、ガン治療のための入院・通院を行った場合に一時金を支払い | 更新 or 終身 |
ガン医療特約 | ガンを原因として、入院・手術・放射線治療を行った場合に給付金を支払い | 更新 or 終身 |
護臓ろっぷ | 特定の臓器に対して所定の切除・摘出・移植の手術を行った場合に一時金を支払い | 更新 or 終身 |
生活習慣病医療特約 | 生活習慣病を原因として、入院・手術・放射線治療を行った場合に給付金を支払い | 更新 or 終身 |
女性疾病医療特約 | ガンや所定の女性特有の病気を原因として、入院・手術・放射線治療を行った場合に給付金を支払い | 更新 or 終身 |
Beat(ビート) | 不慮の事故によって、骨折・関節脱臼・腱や靭帯の断裂の治療を受けた時に給付金を支払い | 更新型 |
災害入院特約 | 不慮の事故によって入院をした場合に給付金を支払い | 更新型 |
リンク | ||
大樹生命《大樹セレクト》 公式サイト 《大樹セレクト》 パンフレット 契約のしおり 約款 2020年4月版(PDF) |
なんと、全部で23種類もあります。
……これだけいっぱいあったら、そりゃ説明されてもややこしくて良く分からなくなりますよね。
大枠としては
1.死亡保障セレクト(死亡への備え)
2.生前給付保障セレクト(3大疾病等で働けなくなった時への備え)
3.介護保障セレクト(要介護状態への備え)
4.医療保障セレクト(病気・ケガへの備え)
という《4つのセレクト》に分けることができ「4つの中から自分の欲しい保障を《セレクトする》ことで《一人一人に合った保障を用意できる」というのが公式サイトで謳われているメリットとなります。
……ただし、この《大樹セレクト》を含めて組立型保険全般に言えることですが、デメリットとして
- 10年程度で更新が必要な保障が多く、更新の度に保険料が上がる
- 保険料が相場よりも高いため損をする
- 保障される範囲は広いが、無駄な保障が多すぎる
という3つの重大なデメリットがあり、それらがメリットを大きく上回るため私としては組立型保険をオススメしておりません。
《大樹セレクト》の問題点と契約した場合に被るデメリット
《大樹セレクト》の問題点に関しては前述したとおり
- 10年程度で更新が必要な保障が多く、更新の度に保険料が上がる
- 保険料が相場よりも高いため損をする
- 保障される範囲は広いが、無駄な保障が多すぎる
この3点が主な要因となっています。
では、早速ですが《大樹セレクト》の保障の組み合わせ例を見てみましょう。
4つのセレクトをすべて選択して幅広く保障を用意するプランのようですね。
保険料は35歳で男性が16,933円、女性は15,525円と、それなりの額になっています。
また、このプランを契約したときの保障は以下の通りとなります。
組み合わせ例の通りに契約した場合の保障内容 | ||
特約名 | 保障内容 | 保障期間 |
収入保障保険特約 | 死亡した場合、60歳になる年まで、月額20万円の年金が受け取れる。(死亡した場合の受け取り総額 → 40歳:4,800万円 / 50歳:2400万円) | 60歳まで |
定期保険特約 | 死亡した場合、300万円が受け取れる。 | 10年満期 |
ワイドガード8(※) | A.3大疾病で所定の状態となった場合 B.要介護2以上と認定された場合 C.1級~3級の身体障害者手帳を交付された場合 D.不慮の事故で所定の障害状態となった場合 E.死亡した場合 いずれかに該当した時に500万円が受け取れる。 | 15年満期 |
だんかい介護 | A.要介護4以上と認定された場合、180万円 B.要介護2以上と認定された場合、90万円 C.要介護1以上と認定された場合、30万円 D.死亡した場合、10万円(Aの支払いがないときのみ) 以上を、それぞれ受け取ることができる。 | 終身 |
総合医療特約 | A.入院1日につき : 5,000円 B.手術を受けた時 : 2.5万円/10万円/20万円 C.放射線治療を受けた時 : 5万円 D.骨髄ドナーとして採取術を受けた時 : 10万円 E.死亡時 : 2.5万円 以上を、それぞれ受け取ることができる。 | 終身 |
入院一時給付特約 | 入院した時、一時金で5万円を受け取れる。 | 終身 |
ガン治療サポート特約 | A.初めてがんと診断された時 : 20万円 B.ガン治療を目的として入院・通院をした時 : 10万円(1年に1回が支払い限度) 以上を、それぞれ受け取ることができる。 | 終身 |
先進医療サポート特約 | 先進医療を受けたとき A.先進医療にかかる技術料と同額(通算2,000万円まで) B.一時金 : 10万円 以上を、それぞれ受け取ることができる。 | 終身 |
※2020年5月現在、「ワイドガード8」は販売が中止され、新しく「ワイドガードプレミアム」という商品に変わりました(詳しくは後述) |
仕事をバリバリしている年齢(60歳程度まで)は死亡保障を充実させ、それ以降は医療と介護の保障を残すという感じですね。
死亡保障だけを考えると、仕事で現役バリバリの時には死亡保障を充実させて、それ以降は死亡保障を最低限(若しくは無くす)というのは理にかなってますので、その点では悪くないです。
また、医療保障についても更新型ではなく終身型を採用していますので、途中で保険料も上がらず、その点で見ると一見は良いプランのようにも思えます。
なんだ、全然問題なさそうじゃん!
これなら契約してもよさそうじゃない?
はい、一見はとても良いプランに見えますね。
……ただ、その印象にダマされてはいけません。
こちらのプランは
- 死亡保障以外の部分は無駄が多い
- そもそも保険料が相場よりも高い
という致命的な欠陥があり、加入したら間違いなく損をするため、絶対に加入してはいけません。
では、その致命的な欠陥を詳しく見ていきましょう。
問題点1:死亡保障以外は無駄が多い
死亡保障以外の部分、特に《生存給付保障(ワイドガード8)》と《介護保障(だんかい介護)》は無駄が多く、必要性が乏しいと言わざるを得ません。
また、それとは逆に、医療保障は手薄な部分があり、必要になった時に満足な保障が得られないリスクが高いという、正直、死亡保障以外は理にかなっていないダメダメなプランなんですよね……
では、それぞれの保障ごとに分解して詳しく見ていきます。
ワイドガードプレミアム(生存給付保障)の問題点
以下はワイドガード8の後継商品、ワイドガードプレミアムの保障内容です。
生存給付保障という名の通り生きているうちに起こりうるリスクに対して保障をする商品ですが、
死亡時にも受け取れるため、保障を継続している限りは保険金を受け取り損ねることがないという設計ですね。
……じゃあ、全然問題なくない?
この商品のどこがいけないの?
この商品の問題は「保障される範囲は広いけど、実際にこれらの保障が必要になる可能性が極めて低い」というところです。
正直、保障される各症状の内、がん以外はかかる可能性が極めて低いので、あえて保障を用意する意味が薄いんですよね……
3大疾病や要介護等になる確率
現役バリバリ世代(20代~50代)の人が3大疾病(がんを除く)や要介護状態・障害状態になる可能性は以下の通りです。
- 急性心筋梗塞 / 0.14%
- 脳卒中 / 0.0346%
- 要介護2以上 / 0.1845%
- 障害者手帳1~3級 / 0.7988%
どれを見ても1000人に1人や100人に1人いるかいないかというレベルですので、あえて保障を用意する必要は薄いというのがわかるかと思います。
関連記事 三大疾病の保障って本当に必要?実際のデータを見てわかった衝撃の事実
だけど、万が一大きな病気やケガで働けなくなった時のことを考えると怖いし保障は必要だと思うんだけど……
働けなくなった時のリスクの備えるのであれば、それ専用に《就業不能保険》という保険がありますので、そちらを使ったほうが良いです。
就業不能保険であれば、『医師から就業不能状態であるという診断」が受けられれば、どんな病気であっても給付金が受け取れます』ので、
特定の病気でしか保障がされないワイドガードよりも、私としては汎用性の高い就業不能保険をオススメします。
でも、がんの保障はいるんでしょ?
そう考えると、がんの保障以外にもいろいろ保障されるからワイドガードはお得じゃない?
確かに、そういう見方もできます。
ただ、がんの保障は別途、がん保険で用意したほうが保障内容は手厚くなりますし、がん保険であればワイドガードと違って「終身(一生涯)保障」が用意できます。
ガンは年齢を重ねることに罹るリスクが上がり、今や日本人の2人に1人が罹るとも言われる国民病ですから、
リスクを考えたら終身保障、且つ、保障内容の手厚いがん保険で備えるべきです。
以上のように
- がんの保障→がん保険で用意するべき
- その他の保障→そもそも不要
- 大きな病気やケガの保障→就業不能保険で用意するべき
という理由から、ワイドガードは保障が無駄になる可能性が高い為、加入価値が全くないと私は判断します。
だんかい介護(介護保障)の問題点
以下は介護保障の「だんかい介護」の保障内容です。
公的介護保険制度の要介護1/2/4と認定された時にそれぞれ規定割合の一時金を受け取れる商品で、
要介護4と認定されずに亡くなった場合は保険金額の10%(保険金額300万円だと30万円)が受け取れるという商品です。
ワイドガードとは違って、介護に特化した商品ですね。
ただ、先ほどのデータを見てもわかるように、現役世代の場合は介護に対して保障を用意する必要性は薄い為、こちらも不要と私は判断します。
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でも、この商品は終身型なんでしょう?
老後に要介護状態になった時に備えてこの商品に加入するっていうにはありじゃない?
確かに、老後に要介護状態になる可能性は現役世代の頃よりも上がります。
ですが、実際に要介護の認定されるのは大半が80歳以上の人であり、老後すぐに要介護状態になるという可能性はあまり高くありません。
先ほどのプラン通りに契約した場合《だんかい介護》は終身保障終身払いですので、
「80歳以上になるまで一切保障を受けられないのに、保険料はずっと支払い続けることになる」と可能性も高く、
そうなると完全に保険料を払い損になるリスクもあります。
また、老後に年金で生活するようになった場合には、毎月の保険料の負担が重くなる可能性もありますので、
本当に必要な保障(がんの保障・相続関連の保険・必要であれば死亡保障など)以外は残さないほうが賢明です。
そして、介護の保障は「本当に必要な保障」だとは私は思いません。
もちろん、老後の介護問題は確かに備えるべき問題ではあります。
ですが、保険で保障を用意すると運よく要介護状態にならなかった場合は、支払った保険料のほとんどが無駄になってしまいます。
介護保険で用意するぐらいなら、その保険料をコツコツ貯金しておいたり貯蓄性の高い保険に使ったほうが、
要介護状態に認定されない場合には自由に使えるお金が増えて汎用性が高い為、老後の介護が心配であれば貯蓄性の高い保険や貯金で対応しましょう。
以上のように「だんかい介護」も保障が無駄になる可能性が高い為、加入価値が薄いと私は判断します。
医療保障の問題点
以下は、プラン通りに契約をした場合の医療保障の保障内容です。
組み合わせ例の通りに契約した場合の保障内容(医療保障) | ||
特約名 | 保障内容 | 保障期間 |
総合医療特約 | A.入院1日につき : 5,000円 B.手術を受けた時 : 2.5万円/10万円/20万円 C.放射線治療を受けた時 : 5万円 D.骨髄ドナーとして採取術を受けた時 : 10万円 E.死亡時 : 2.5万円 以上を、それぞれ受け取ることができる。 | 終身 |
入院一時給付特約 | 入院した時、一時金で5万円を受け取れる。 | 終身 |
ガン治療サポート特約 | A.初めてがんと診断された時 : 20万円 B.ガン治療を目的として入院・通院をした時 : 10万円(1年に1回が支払い限度) 以上を、それぞれ受け取ることができる。 | 終身 |
先進医療サポート特約 | 先進医療を受けたとき A.先進医療にかかる技術料と同額(通算2,000万円まで) B.一時金 : 10万円 以上を、それぞれ受け取ることができる。 | 終身 |
様々な病気・ケガには総合医療特約を採用して備えて、病気の中でも重要度が高い「がん」に対してはがん治療サポート特約を採用して、
より手厚く保障を用意するというプランで、方向性は決して悪くありません。
じゃあ、何が問題なの?
このプランの致命的な問題は、がんの保障が手薄という点ですね。
まず、がんの保障で抗がん剤治療時の保障がないという時点で、正直、全く話になりません。
プロが解説!がん保険には抗がん剤治療の保障が必須である2つの理由
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加えて、がんの治療を受けたときの給付金が1年に1回しか受け取れず、それもたったの10万円という額しか支払われないのも残念過ぎますね。
他社のがん保険であれば、治療を受けた月ごとに10万円(治療が12か月続けば120万円)受け取れる商品も多いので、
それと比較するといかに保障が弱いかというのがわかるかと思います。
プロオススメのがん保険はこちら!
以上のように、がんの保障が極めて手薄なので、医療保障もダメダメであると私は判断します。
とりあえず、がんの保障が弱いのは分かったよ……
でも、それ以外の医療保障は問題ないんだよね?
総合医療特約・入院一時給付特約・先進医療サポート特約の3つに関しては平凡な保障内容ですので、問題がないといえばないです。
が、あくまでも平凡なだけであり『他社商品のほうがより保障面や保険料の面で優秀』ですので、
あえて大樹生命で用意する必要性があるかというと……全くないですね。
また、これを言ってしまうと元も子もないんですが、そもそも医療保険は保険料が払い損になる可能性が極めて高い為、加入価値が低いんですよね……
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以上のように、総合的に考えても大樹生命の医療保障をあえて採用するメリットはないと私は判断します。
問題点2:保険料が相場より高い
同じような保障を用意しようとした場合、他社の商品を組み合わせて使ったほうが保険料が安くなります。
つまり、大樹生命の商品は無駄に高いというのが2つ目の問題点です。
以下の表は他社の商品で《大樹セレクト》と同様の保障を用意した場合と、無駄な保障を省いて必要な保障だけを用意した場合に、
どれぐらい保険料に違いが出るのかを試算してまとめたものです。
【見積条件】 契約年齢 : 35歳 / 性別 : 男性
保険料 | 大樹セレクト | 他社の商品で代用した場合 | |
同等の保障 | 無駄な保障を省いた場合 (※1) | ||
月額保険料 | 16,933円 | 13,331円 | 10,652円 |
年間保険料 | 203,196円 | 159,972円 | 127,824円 |
10年間の保険料 | 2,031,960円 | 1,599,720円 | 1,278,240円 |
60歳までの払込保険料総額 | 5,079,900円+α (※2) | 3,999,300円+α (※2) | 3,195,600円 |
払込保険料総額の差額 (大樹セレクトを基準) | – | -1,080,600円以上 | -1,884,300円以上 |
(※1)無駄な保障を省いた場合の定義 特に重要度の高い《死亡保障》《就業不能時の保障》《がんの保障》の3つを残して、それ以外を省いた場合の保険料を算出しています。 この場合の保障内容については後述していますので、詳細はそちらをご覧ください。 (※2)プラスアルファについて |
同じような保障を他社の商品で用意する場合、無駄な保障を省いて必要な保障だけを用意した場合、
どちらを見ても《大樹セレクト》のほうが高いのがわかるかと思います。
また、特に注目して頂きたいのが、60歳までの払込保険料総額です。
月々では数千円程度であっても、長い期間継続した場合には差額が100万円以上となり《大樹セレクト》を選ぶと大きな損失を被るというのが実感できるかと思います。
以上のように、保険料が単純に高いという点を考えても《大樹セレクト》をあえて選ぶ必要性がないと私は判断します。
《大樹セレクト》よりも良い保障を安く用意する方法
とりあえず《大樹セレクト》を契約すると損なのは分かったけど、具体的にどうしたらいいの?流石に保険なしは怖いから保険には入りたいんだけど……
一番手っ取り早いのは先ほどから私が言っている通り、他社の保険で代用してしまうことですね。
複数社の商品を組み合わせて契約すれば、《大樹セレクト》以下の保険料で、《大樹セレクト》以上の保障を手にすることは簡単にできます。
簡単にできると言われてもなぁ……
そもそも複数社の商品の情報を集めたり、保険の勉強をする時間や気力がないから無理だよ。
そういう場合には、プロの力を借りるのが一番簡単なのでオススメです。
具体的には、保険ショップなどが行っている「保険の無料相談サービス」を活用することで、
手間なく手軽により良い組み合わせを見つけることができますので、保険のことを自力で全てやるのは辛い……と感じる方は活用してみると良いでしょう。
オススメの保険相談サービス3選
保険相談サービスを使ってみたいんだけど、具体的にはどんなものがあるの?
保険相談サービスは相談をする場所や形態に応じて3つに別れます、具体的には以下の3種類ですね。
保険相談の種類
- 来店型の保険ショップ
- 訪問型の保険相談サービス
- 保険相談アプリ
また、それぞれの特徴・メリットは以下の通りです。
来店型保険ショップの特徴・メリット・具体例 | |
主な保険ショップ | 特徴・メリット |
保険見直し本舗 | ・面談でじっくり相談ができる ・取り扱っている保険会社数が多い(40社以上) ・オンライン相談や電話相談も可能 |
累計契約実績は100万件!多くの人に選ばれている相談サービス! ※しつこい勧誘は一切なし!保険見直し本舗の無料相談を使ってみる。 | |
訪問型の保険相談サービスの特徴・メリット・具体例 | |
主な訪問型保険相談サービス | 特徴・メリット |
保険見直しラボ | ・近くにショップがない場合でも、訪問してくれる ・業界経験の長い、信頼できる保険のプロに相談できる ・相談後にもれなく豪華プレゼントが貰える ・オンラインでの相談も可能 |
コンサルタントの平均業界経験年数は12.1年! ※保険見直しラボで経験豊富なコンサルタントに相談する。 | |
保険見直しラボはオンラインでも相談可能! ※オンライン相談サービスもベテランのコンサルタントが担当! | |
保険相談アプリの特徴・メリット・具体例 | |
主な保険相談アプリ | 特徴・メリット |
パシャって!保険診断 | ・個人情報が一切不要 ・面談も不要 ・保険証券を撮影して送るだけで見直しできる ・とにかく手間がかからず簡単 |
保険証券を取って送信するだけ!アプリで簡単に保険の見直し! パシャって保険診断-プロが証券を診断 無料posted withアプリーチ ※個人情報は一切不要、入力は数分で完了! | |
保険のプロから見て、本当にオススメできるサービスだけを厳選させて頂きました。
以上に挙げたサービスであれば基本的にどれを選んでもいいのですが、
個人的には私も使ったことがある『保険見直し本舗』と『パシャって!保険診断』の2つが特にオススメですね。
どっちのほうがオススメなの?
個人的には『保険見直し本舗』がオススメですが、
『保険見直し本舗』は、相談サービスの質の高さ・商品の選択肢の多さを重視する人向け
『パシャって!保険診断』は、とにかくお手軽に保険を見直したい人向け
という感じですので、自分がどちらに惹かれるかで選んでいただければ良いかなと私は思います。
また、それぞれのサービスに関しては『プロが選ぶオススメの保険相談サービスランキング!』という記事でも詳しく解説していますので、
気になった方はそちらの記事も是非ご覧ください。
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自力で保険選びや見直しをしたいという場合
また、自力で見直したいという方向けには、例として先ほどの《大樹セレクト》のオススメプランを他社の保険で代用して
- 同等の保障を用意した場合
- 無駄な保障を省いて用意した場合
にどれぐらい安く、どれくらい保障が充実するかを私が実際に試算してみましたので、こちらをたたき台にしていただければと思います。
大樹生命《大樹セレクト》のオススメプラン
最初の方でも添付していましたが、おさらいでもう一度確認しておきましょう。
このプランで契約した場合の保障内容をまとめると以下のようになります。
組み合わせ例の通りに契約した場合の保障内容 | ||
保障の種類 | 特約名 | 保障内容 |
死亡への備え | 収入保障保険特約 | 死亡した場合、60歳になる年まで、月額20万円の年金が受け取れる。(死亡した場合の受け取り総額 → 40歳:4,800万円 / 50歳:2400万円) |
定期保険特約 | 死亡した場合、300万円が受け取れる。 | |
働けなくなった場合への備え | ワイドガード8(※) | A.3大疾病で所定の状態となった場合 B.要介護2以上と認定された場合 C.1級~3級の身体障害者手帳を交付された場合 D.不慮の事故で所定の障害状態となった場合 E.死亡した場合 いずれかに該当した時に500万円が受け取れる。 |
介護への備え | だんかい介護 | A.要介護4以上と認定された場合、180万円 B.要介護2以上と認定された場合、90万円 C.要介護1以上と認定された場合、30万円 D.死亡した場合、10万円(Aの支払いがないときのみ) 以上を、それぞれ受け取ることができる。 |
病気への備え | 総合医療特約 | A.入院1日につき : 5,000円 B.手術を受けた時 : 2.5万円/10万円/20万円 C.放射線治療を受けた時 : 5万円 D.骨髄ドナーとして採取術を受けた時 : 10万円 E.死亡時 : 2.5万円 以上を、それぞれ受け取ることができる。 |
入院一時給付特約 | 入院した時、一時金で5万円を受け取れる。 | |
ガン治療サポート特約 | A.初めてがんと診断された時 : 20万円 B.ガン治療を目的として入院・通院をした時 : 10万円(1年に1回が支払い限度) 以上を、それぞれ受け取ることができる。 | |
先進医療サポート特約 | 先進医療を受けたとき A.先進医療にかかる技術料と同額(通算2,000万円まで) B.一時金 : 10万円 以上を、それぞれ受け取ることができる。 | |
※2020年5月現在、「ワイドガード8」は販売が中止され、新しく「ワイドガードプレミアム」という商品になりました。 |
また、35歳の人が60歳まで契約時の保障を継続すると考えて保険料を試算した場合、保険料は以下の通りとなります。
男性 | 女性 | |
月額保険料 | 16,933円 | 15,525円 |
35-59歳の累計保険料 | 5,079,900円 | 4,657,500円 |
25年間で450~500万円ほど掛かるという試算になりました。
では、この保険料がどれぐらい下がるのかを見ていきましょう。
まずはどんな保障が本当に必要かを考える
他社の保険を検討する前に、まずは《大樹セレクト》で保障されているけど無駄な部分と、保障されていないけど本当は必要な部分を検討しましょう。
まずは無駄な部分ですが、前述の説明の通り、大樹セレクトには無駄な保障が多数存在しますので、まずはそれを仕分けていきます。
仕分けると、以下のようになりました。
組み合わせ例の通りに契約した場合の保障内容 | ||
保障の種類 | 特約名 | 保障内容 |
死亡への備え | 収入保障保険特約 | 死亡した場合、60歳になる年まで、月額20万円の年金が受け取れる。(死亡した場合の受け取り総額 → 40歳:4,800万円 / 50歳:2400万円)→必要 |
定期保険特約 | 死亡した場合、300万円が受け取れる。→微妙 | |
→就業不能保険で十分なので不要 | ||
→不要 | ||
ケガ・病気への備え | 総合医療特約 | A.入院1日につき : 5,000円 B.手術を受けた時 : 2.5万円/10万円/20万円 C.放射線治療を受けた時 : 5万円 D.骨髄ドナーとして採取術を受けた時 : 10万円 E.死亡時 : 2.5万円 以上を、それぞれ受け取ることができる。 →微妙 |
入院一時給付特約 | 入院した時、一時金で5万円を受け取れる。 →微妙 | |
先進医療サポート特約 | 先進医療を受けたとき A.先進医療にかかる技術料と同額(通算2,000万円まで) B.一時金 : 10万円 以上を、それぞれ受け取ることができる。 →必要 | |
ガンへの備え | ガン治療サポート特約 | A.初めてがんと診断された時 : 20万円 B.ガン治療を目的として入院・通院をした時 : 10万円(1年に1回が支払い限度) 以上を、それぞれ受け取ることができる。 →必要(だが、そのままだと手薄すぎる) |
必要な保障を赤色で、不要な保障を青色で、どっちとも言えない保障を緑色で塗りつぶしています。
前述の通り、三大疾病や介護の備えの部分はほぼ不要ですので、ここではばっさりカットしています。
すると、残る保障は以下のようになります。
必要な保障 | ||
保障の種類 | 保障名 | 保障内容 |
死亡への備え | 収入保障保険特約 | 死亡した場合、60歳になる年まで、月額20万円の年金が受け取れる。(死亡した場合の受け取り総額 → 40歳:4,800万円 / 50歳:2400万円) |
主にガンへの備え | ガン治療サポート特約 | A.初めてがんと診断された時 : 20万円 B.ガン治療を目的として入院・通院をした時 : 10万円(1年に1回が支払い限度) 以上を、それぞれ受け取ることができる。 (そのままだと手薄すぎる) |
先進医療サポート特約 | 先進医療を受けたとき A.先進医療にかかる技術料と同額(通算2,000万円まで) B.一時金 : 10万円 以上を、それぞれ受け取ることができる。 | |
どちらとも言えない保障 | ||
死亡への備え | 定期保険特約 | 死亡した場合、300万円が受け取れる。 |
ケガ・病気への備え | 総合医療特約 | A.入院1日につき : 5,000円 B.手術を受けた時 : 2.5万円/10万円/20万円 C.放射線治療を受けた時 : 5万円 D.骨髄ドナーとして採取術を受けた時 : 10万円 E.死亡時 : 2.5万円 以上を、それぞれ受け取ることができる。 |
入院一時給付特約 | 入院した時、一時金で5万円を受け取れる。 |
確実に必要と言えるのは死亡保障(収入保障保険部分)とがんの保障の2種類のみ。
もし欲しかったら契約しても良いかな……という程度の保障である医療保障を含めても、死亡・がん・医療の3種類程度と、元々と比較するとかなりコンパクトになります。
ただ、これだと働けなくなった時などに必要な保障が受けられませんので、ここに必要な保障を付け足していきます。
とりあえず、3大疾病等の保障の部分は就業不能保険に変更し、保障範囲を大きく、保障内容を手厚くしていきます。
加えて、今のがん保険だと保障が手薄すぎて話にならないので、その部分は他社のがん保険で代用します。
あとは必要であれば、定期保険や医療保険も他社のものに変更します。
ですので、他社の保険で用意するべき保障は
- 必須収入保障保険
- 必須働けなくなった時の保障
- 必須がんの保障
- 必要であれば定期保険
- 必要であれば医療保険
の3つ(ないしは5つ)ですね。
今回はこれらを《大樹セレクト》以下の保険料で用意できるかを試してみます。
他社の保険を組み合わせて保障を作った結果
選定や調査の段階はあまり面白くもないので飛ばしまして、いきなりですが、結果から発表していきます。
他社の保険を組み合わせて必要な保障を準備した結果は以下のようになりました。
必須の保障部分 | |||
保険の種類(保険会社) | 保障名 | 保障内容 | 保障期間 |
収入保障保険(アクサダイレクト生命) | 死亡保険金 | 死亡した場合、60歳になる年まで、月額20万円の年金が受け取れる。(死亡した場合の受け取り総額 → 40歳:4,800万円 / 50歳:2400万円) | 60歳まで |
就業不能保険(アクサダイレクト生命) | 就業不能給付金 | 病気やケガで働けなくなってから60日経過後もまだ働けない場合、その状態が治るまで、毎月10万円支払い。(精神疾患の場合は通算18回まで支払い) 【保障例】 40歳で就業不能状態となり、60歳まで継続した場合の支払総額は2,380万円。(60歳になるまでの20年間、毎月10万円を受け取れる。) | 60歳まで |
終身がん保険(チューリッヒ生命)※1 | ガン診断給付金 | 初めてがんと診断された時 : 50万円支払い(初めてがんと診断されてから2年経過した後もがんと診断されたら再度50万円支払い。) | 終身 |
抗がん剤治療給付金 | 保険適応の抗がん剤・ホルモン剤治療を受けた月ごとに20万円を給付 | 終身 | |
自由診療抗がん剤・ホルモン剤給付金 | 自由診療による所定の抗がん剤・ホルモン剤治療を受けた月ごとに40万円給付(通算12カ月が限度) | 終身 | |
放射線治療給付金 | 放射線治療を受けた月ごとに20万円給付 | 終身 | |
先進医療給付金 | 先進医療を受けたとき A.先進医療にかかる技術料と同額(通算2,000万円まで) B.一時金 : 15万円 をそれぞれ支払い | 終身 | |
その他の保障(必要に応じて可変) | |||
定期保険(SBI生命) | 死亡保険金 | 死亡時に400万円支払い | 10年満期 |
終身医療保険(チューリッヒ生命)※2 | 入院給付金 | 入院1日あたり5,000円給付 | 終身 |
入院一時金 | 入院した時、一時金で5万円を支払い | 終身 | |
手術給付金 | 入院時の手術 : 10万円 外来での手術 : 5万円 | 終身 | |
放射線治療給付金 | 放射線治療を受けた場合に10万円給付(60日に1回が限度) | 終身 | |
※1終身がん保険はガン(悪性新生物)と診断確定されたら、以後、保険料払込が不要。 ※2終身医療保険は3大疾病で所定の状態となった場合、以後、保険料払込が不要。 |
ポイントは以下の通りです。
- 収入保障保険 : より保険料の安い保険会社の商品を採用
- 就業不能保険 : もしもの時に備えて、60歳までの保障を用意した
- がん保険 : 実際の治療を考えて抗がん剤治療時の保障が手厚い商品を採用した
- その他の保障 : より保険料の安い保険会社の商品を採用
そして、これだけの保障にした場合、保険料は以下の通りとなります。
複数社の保険を組み合わせた場合の保険料 | ||
保険の名称 | 男性 | 女性 |
収入保障保険 | 4,970円 | 3,730円 |
就業不能保険 | 2,390円 | 2,100円 |
終身がん保険 | 3,292円 | 2,818円 |
必須部分の合計 | 10,652円 | 8,648円 |
定期保険 | 644円 | 532円 |
終身医療保険 | 2,035円 | 2,050円 |
全ての合計 | 13,331円 | 11,230円 |
《大樹セレクト》の契約当初の保険料が男性は16,933円、女性は15,525円ですので、それと比較するとかなり安くなるのがわかるかと思います。
また、私が選んだ保険は定期保険を除くと全て更新がない商品で、保険料が契約当初から変わらない為、長く継続すればするほど、《大樹セレクト》よりもお得になっていきます。
大樹セレクトのワイドガードと定期保険特約は更新型ですので、10年後ないしは15年後に保険料が上がります。
特に、ワイドガードは保険料の上り幅が大きいと予想されます(※)ので、長く続けると馬鹿にならない差額になると考えられます。
更新後保険料を断定できない理由
普通であれば「更新後は○○円高くなります!」と断言するところなのですが、
大樹生命の商品は公式サイトにすら詳細な保険料の記載がない為、このような濁した書き方になっています。
ただし、値上がりの幅は他社の類似商品と同様だと思われますので、更新後は数千~数万円保険料が上がると予想されます。
……しかし、公式サイトにすら保険料の記載がないのは、正直ひどいですね。
言ってしまえば「他社の商品と比較できないようにして、あやふやなうちに契約をさせようとしている」ようなものですので、
個人的には消費者を舐めたやり方をしてるなと感じます。
大樹セレクトとの比較
以下は《大樹セレクト》と他社商品を組み合わせた場合の保障内容を比較して表にまとめたものです。
保障内容の比較 | ||
必須部分 | ||
保障名 | 大樹生命《大樹セレクト》 | 他社の保険を組み合わせた場合 |
収入保障保険金 | A.死亡した場合、60歳になる年まで、月額20万円の年金を支払い。(死亡した場合の受け取り総額 → 40歳:4,800万円 / 50歳:2400万円) | A.死亡した場合、60歳になる年まで、月額20万円の年金を支払い。(死亡した場合の受け取り総額 → 40歳:4,800万円 / 50歳:2400万円) |
3大疾病・障害・要介護の保障 | 所定の状態となった時に500万円支払い | (就業不能保険でカバー) |
介護の保障 | A.要介護4以上と認定された場合、180万円 B.要介護2以上と認定された場合、90万円 C.要介護1以上と認定された場合、30万円 D.死亡した場合、10万円(Aの支払いがないときのみ) 以上を、それぞれ支払い | (介護の保障は不要) |
就業不能時の保障 | – | 病気やケガで働けなくなってから60日経過後もまだ働けない場合、その状態が治るまで、毎月10万円支払い。(精神疾患の場合は通算18回まで支払い) |
ガンの保障 | A.初めてがんと診断された時 : 20万円 B.ガン治療を目的として入院・通院をした時 : 10万円(1年に1回が限度) 以上を、それぞれ支払い | A.初めてがんと診断された時 : 50万円 B.保険適応の抗がん剤・ホルモン剤治療を受けた時 : 月ごとに20万円 C.自由診療による所定の抗がん剤・ホルモン剤治療を受けた時 : 月ごとに40万円(通算12カ月が限度) D.放射線治療を受けた時 : 20万円(1月に1回が限度) 以上を、それぞれ支払い |
先進医療の保障 | 先進医療を受けたとき A.先進医療にかかる技術料と同額(通算2,000万円まで) B.一時金 : 10万円 をそれぞれ支払い | 先進医療を受けたとき A.先進医療にかかる技術料と同額(通算2,000万円まで) B.一時金 : 15万円 をそれぞれ支払い |
その他保障 | ||
定期保険 | 死亡時に300万円支払い | 死亡時に400万円支払い |
医療保障 | A.入院1日につき : 5,000円 B.入院1回につき : 5万円 C.手術を受けた時 : 2.5万円/10万円/20万円 D.放射線治療を受けた時 : 5万円 E.骨髄ドナーとして採取術を受けた時 : 10万円 F.死亡時 : 2.5万円 以上を、それぞれ支払い。 | A.入院1日につき : 5,000円 B.入院1回につき : 5万円 C.手術を受けた時 : 5万円/10万円 D.放射線治療を受けた時 : 10万円 以上を、それぞれ支払い。 |
優れている点を赤色、劣っている点を青色で表記しています。
特に差がついているのは、働けなくなった時の保障と、がんの保障の部分ですね。
就業不能時の保障に関しては、
大樹セレクトでは保障されていたけど実際にはそこまで必要がない《脳卒中・急性心筋梗塞・介護・身体障がい》の保障をばっさりカットし、
就業不能状態になったら病気でもケガでも保障が受けられる就業不能保険に一本化しています。
また、3大疾病の中で唯一保障を用意するべき《がん》に対しては、がん保険を使うことで手厚くカバーしています。
以上のことから他社の保険を組み合わせたほうがよく、逆に《大樹セレクト》は保障が劣っていると判断できるかと思います。
続いては保険料の比較です。
35歳の人が60歳になるまで保障を継続すると仮定した場合の、25年間の払込保険料総額は以下の通りとなりました。
保障期間 | 大樹セレクト | 他社の保険を組み合わせた場合 | |
必須の保障のみ | その他保障を含む | ||
男性 | 5,079,900円+α | 3,195,600円 | 3,999,300円+α |
25年間の差額 (大樹セレクト基準) | – | ±1,884,300円+α | ±1,080,600円+α |
女性 | 4,657,500円+α | 2,594,400円 | 3,369,000円+α |
25年間の差額 (大樹セレクト基準) | – | ±2063100円+α | ±1,288,500円+α |
25年間の払込保険料の差額 = 最低でも100万円以上、最高で200万円強! |
保険料に関しても、大樹セレクトの方が劣るという結果となりました。
月々ベースだと数千円程度の差ではありますが、老後の生活が見えてくる年齢(60歳)まで保障継続すると100万円以上の差が出てしまいます。
つまり《大樹セレクト》をオススメプランで契約するということは、
数百万という大金を手にする権利を捨てて、その全額を大樹生命に寄付するのと同じという事です。
……これでも、あなたは《大樹セレクト》を契約したいと思いますか?
★現在、大樹セレクトを契約しているという人、または、契約を検討しているという人は以下の記事をご覧ください。
こちらの記事を読めば「大樹セレクト以上の保障を大樹セレクト以下の保険料で実現する方法」が分かります。
将来的に後悔をしない為にも、是非、今すぐ行動をしましょう
【まだ間に合います!】保険で損をしない為にあなたが取るべきたった1つの行動
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総合評価
大樹生命《大樹セレクト》の評価 | ||
評価項目 | ランク | 寸評 |
保険料 | C | 他社と比較して保険料が高すぎる。 |
保障内容 | C | 保障される範囲自体は広いが、本当に必要な保障はほとんどない。 |
総合評価 | C | どの項目でも劣っており、あえてこの商品を選ぶメリットはない。 |
ここまで書いてきた通り、「あえて《大樹セレクト》を契約する理由は薄い」というのが私の結論です。
現在、大樹生命の保険レディから《大樹セレクト》を勧められている人は、早々に別の保険会社の商品を検討した方が良いでしょう。
また、現時点で既に《大樹セレクト》を契約してしまっているという人に関しても、損失が膨れる前に見直しを行い、早目に他社の保険に乗り換えることをオススメします。
以上、大樹生命《大樹セレクト》の評価でした。
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